・グラフィックデザインの年収がどれくらいなのかを知りたい新人デザイナー。
・仕事がある程度できるようになり、どうしたら年収を今よりUPできるか知りたいグラフィックデザイナー。
先生
この授業で学んだことを実践することで、年収UPに役立つ方法を知ることができて、中には本当に年収1000万円を稼げるようになる方も出てくるかもしれないよ!
グラフィックデザインとは

デザイニャー
そもそもグラフィックデザインってどんな仕事なのかニャン?
・チラシ
・ポスター
・雑誌の広告
・商品パッケージ
・看板など
先生
グラフィクデザインとは、クライアントの要望に合った広告や宣伝のデザインを作って、それを世の中に送り出す仕事なんだ。グラフィックデザインとは、については、次の記事で授業しているよ。
グラフィックデザイナーの平均年収

デザイニャー
グラフィックデザイナーの平均年収はどれくらいもらえるのかニャン?
先生
グラフィックデザイナーの全体的な平均年収は、約400万円前後なんだ。
デザイニャー
グラフィックデザインと言っても、いろんな仕事内容があるから、それによっても年収が大きく変わることってあるのかニャン?
先生
そうだね。カタログや新聞などの仕事の正社員の平均年収は384万円だけれど、飲食を条件にした場合は、ちょっと高くなる傾向で、412万円くらいになるんだ。それについて、あとで詳しくお話しするね。
グラフィックデザイナーの初任給はいくら?

デザイニャー
グラフィックデザイナーの初任給ってどれくらいなんだニャン。
先生
20代前半のグラフィックデザイナーの初任給の年収は、約250万円なんだけれど、手取りだと約200万円くらいになるんだ。そして月収にすると、約17万円になるよ。
デザイニャー
交通費などを差し引くと、15〜16万円くらいになるのかな。
先生
新人の頃は、アシスタントや修行期間になることが多いから、他の仕事の会社員よりはもらえる給料は少なくなることが多いんだ。
会社員として働くグラフィックデザイナーの平均年収

先生
グラフィックデザイナーの働く業態として、会社員のグラフィクデザイナーの平均年収は335万円なんだけれど、クリエイティブ職全体の平均年収が377万円だから、グラフィックデザイナーの年収はそれよりも低めになるんだ。
デザイニャー
クリエイティブ職種の中で高額なものになるとどれくらいなのかニャン?
・アートディレクター/クリエイティブディレクター:465万円
・Webプロデューサー/ディレクター:446万円
デザイニャー
デザイナーからキャリアアップして管理職や責任者のポジションに就くと、収入は目に見えて上がるようだニャン。
先生
そして、グラフィックデザイナーの年収は勤め先の会社の規模によってもまた違ってくるんだ。
・社員数100人未満:平均年収407.1万円
・社員数1000人未満:平均年収402.8万円
・社員数1000人以上:平均年収512.1万円
デザイニャー
社員数が1000人以上の大きな会社になると、年収が大きく伸びるんだニャン。
先生
それは、毎月の給料が増えるのに加えて、ボーナスの支給額が大きく影響しているからなんだ。
フリーランスや在宅で働くグラフィックデザイナーの平均年収

先生
ランサーズというクラウドソーシングの調査によると、フリーランス全般の平均年収は、700万から800万になると言われているんだ。
デザイニャー
この中には、企業に勤めながら副業として働いているデザイナーもいるから、ダブルワークで年収が高くなっているということのようだニャン。
先生
本業で身につけたデザインスキルを副業でアウトプットすることで、効率的にスキルアップできると言えるんだ。
グラフィックデザイナーの年収をアップさせるには

デザイニャー
ここまでお話を聞いて、グラフィックデザイナーの年収は企業規模で大きく変わることがわかったニャン。
先生
グラフィックデザインは、年齢に応じた昇給が難しい職種だということもここで付け加えておくね。
デザイニャー
グラフィックデザインの仕事で年収を効率的にあげる方法とかってあるのかニャン?
・スキルアップする
・キャリアアップする
・他の分野のデザイナーに転向する
・フリーランスになる
・副業する
スキルアップする

先生
グラフィックデザイナーとして仕事で年収をあげるには、スキルアップが先決だよ。
デザイニャー
グラフィクデザインのスキルが身についたと判断されれば、評価が上がって昇給や精進にも繋がるんだニャン。
先生
そこでここでは、どうやってスキルアップをしていけば良いのかをお話ししていくね。
・コピーライターのスキル身につける
・デザインの理論や知識を身につける
・優れたデザインを模写して学ぶ
・マネジメント力を身につける
・コミュニケーション力をつける
・資格取得
コピーライターのスキルを身につける

先生
コピーというのは、文章のことで、キャッチコピーとも呼ばれているんだ。
デザイニャー
テレビのCMとかで聞こえてくる、商品のキャッチコピーが耳に残って口ずさんでしまうということも多いニャン。
先生
コピーによって商品や企業のイメージアップすることもあるし、グラフィックデザイナーにとって欠かせない要素の一つなんだ。
デザイニャー
グラフィックデザイナーが、このコピーライターのスキルや知識を身につけられたら、デザインとコピーの両方を任せることができるデザイナーとして重宝がられるんだニャン。
先生
そうなると、デザインに加えてコピーの分の報酬を得ることになって、その結果年収がアップするということなんだ。
デザインの理論や知識を身につける

デザイニャー
グラフィックデザイナーは、自分が持っているセンスでデザインを作ってきたという人が多いと思うニャン。やっぱりセンスって大事なんだニャン。
先生
そうだね。でも、力のあるグラフィックデザイナーになって質の高い仕事ができるようになるためには、デザインの知識や理論を身につけた方が良いんだよ。
デザイニャー
体系的にデザイン理論を学んで、知識と感性を兼ね備えたデザイナーになって、さらに良い仕事ができるようになるニャン!
優れたデザインを模写して学ぶ

先生
グラフィックデザイナーが稼げる仕事ができるようになるためには、優れたデザインを模写して学ぶという方法があるんだ。
デザイニャー
昔から優れた画家たちも、優れた絵を模写しながらスキルを高めてきたというんだもんニャ。
先生
模写をする時には、模写するデザインの良さがどこにあるのかを言語化してみよう。そうしながら手を動かすことで、論理と感覚がよく結びついて、デザイン技術を高められるんだ。
マネジメント力を身につける

デザイニャー
マネジメントができるグラフィックデザイナーは、重宝されるというニャン。
先生
そうだね。業務全体に気を配りながらスケジュールなどの管理ができるグラフィックデザイナーは、より大きな業務の上流工程に関わることができる可能性が高まるんだ。
コミュニケーション力をつける

先生
言葉の使い方やちょっとした気配りができることで、コミュニケーションを円滑にする方法を学ぶこともグラフィックデザイナーのスキルアップにつながるんだ。
デザイニャー
チームでグラフィックデザインを制作する場合とかは、お互いの進捗状況や課題をわかりやすくスムーズに共有することで、良い作品を作ることができるから、コミュニケーション能力は大切だニャン。
資格取得

デザイニャー
スキルアップするために、資格取得を目指してみるのも良いかもしれないニャン。
先生
グラフィックデザインの資格を取得することで、スキルを持っていることの証明にもなるからね。例えば次の5つの資格取得をおすすめするよ。
・Illustratorクリエイター能力認定試験
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・グラフィックデザイン検定
・色彩検定
・アドビ認定プロフェッショナル
キャリアアップする

デザイニャー
グラフィックデザイナーが収入アップしたいなら、キャリアアップするという方法もあるニャン。
先生
グラフィックデザイナーとしてキャリアアップするなら、次の3つのようなものが期待できるよ。
・チーフデザイナーになる
・アートディレクターになる
・転職する
チーフデザイナーになる

デザイニャー
チーフデザイナーというのは、デザイナーをまとめるリーダーのことだニャン。
・ディレクターからの指示をチームに伝える
・デザインの進捗管理を行う
・若手デザイナーの教育
デザイニャー
チーフデザイナーになるには、グラフィックデザイナーとしての経験を積んで実力をつけることが必ず必要で、一般的に5〜6年くらいの経験が必要なことが多いそうだニャン。
先生
チーフデザイナーには、コミュニケーションやリーダーシップも必要で、与えられた仕事を黙々としていくだけじゃなくて、チーム全体のことを考えながら働く必要があると言えるんだ。
アートディレクターになる

デザイニャー
アートディレクターというのは、プロジェクト全体をまとめる責任者のことなんだニャン。
先生
案件ごとにデザイナーやコピーライター、カメラマンなどがいるチームをまとめていくんだ。アートディレクターは次のような仕事をするんだ。
・スケジュール管理
・納期の調整
・クライアントとの脊索費の交渉やコスト管理
・制作物のクオリティを担保する
先生
だから、アートディレクターには、デザインスキルをはじめ、豊富な制作経験やマネジメント力、そして高いコミュニケーション力が求められるんだ。
デザイニャー
チームのみんなが共通の認識を持つことができるように、たくさんの人に正確な情報を伝えるスキルが欠かせないんだニャン。
先生
ちなみにアートディレクターになるためには、グラフィックデザインのキャリアを十分に積むことが必須で、7年から10年程度のキャリアが必要なことが多いんだ。
転職する

デザイニャー
今働いているところよりも大きな広告代理店や制作会社などに転職することによっても、大きな収入アップに繋がるんだニャン。
先生
転職活動をすることで、自分の市場価値を知ることができるし、転職先次第では、今までの業務量とあまり変わらなくても、大きく年収がアップすることがあるし、待遇がいい環境で働けるようになるかもしれないんだ。
先生
そうだね。デザインをはじめとしたクリエイティブに対する会社の姿勢や価値観を確かめることかな。
デザインの価値をしっかり認めていて、事業内容が成長していくということが見込める企業だったら、長い目で見て年収アップが期待できます。
先生
それとは別に、一般企業のインハウスデザイナーを目指すというのも、年収アップが期待できるよ。
インハウスデザイナーとは、企業の広告宣伝部や商品開発部などに所属して、自分の会社の製品やサービスなどのデザインを行う職業です。
先生
インハウスデザイナーを募集しているのは、比較的大企業が多くて、待遇面も良いことが多いよ。
他の分野のデザイナーに転向する

先生
グラフィックデザイナーが年収アップしたいなら、他の分野のデザイナーに転向するという方法もあるんだ。
先生
ここでは、どんなキャリアチェンジをすれば良いのかといえば、例えば次の2つを挙げておくね。
Webデザイン

先生
インターネットが普及してから、新聞や雑誌、本広告などの紙媒体から、Web媒体へ移行していっているコンテンツは多いよね。
デザイニャー
それに伴い、Webデザイナーのニーズが高まっているニャン。
先生
Webデザインは、グラフィックデザインの経験を活かしていける仕事であることから、これからの時代に必要な仕事でもあるんだ。
デザイニャー
スキルアップしたいと思っているグラフィックデザイナーは、Webデザインの勉強をすることで、役にも立つし、収入アップも見込めるというわけだニャン。
先生
ただ、Webデザインには、紙媒体と違う制約もあって、デザインの概要やプログラミングについてもある程度勉強する必要があるんだ。
デザイニャー
これからWebデザイン用のツールについても学んでおくべきだニャン。
UI/UXデザイン

先生
Webデザインの中でも需要が高い、UI/UIデザインについて簡単に説明すると下の通りだよ。
・UI:「User Interface(ユーザーインターフェース)」
・UX:「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」
デザイニャー
ユーザーとWebサービスとよりよい接し方をデザインをして、見た目だけではなくて、ユーザーの体験をより楽しくて心地いいものにすることが、UI/UXデザイナーの仕事なんだよニャン。
先生
最近は、スマートフォンが多く使われるようになって、たくさんの人たちがインターネットに日常的に触れるようになったから、ユーザー体験の最適化がこれから必要な課題になっているんだ。
デザイニャー
UI/UXデザイナーに転身することで、年収アップが狙えそうだニャン。
フリーランスになる

デザイニャー
フリーランスになったら、自分のスキルがそのまま直接収入になるから、努力次第で年収が伸びるんだよニャン。
先生
そうだね。うまくいったらすごくやりがいがあるのがフリーランスだよ。
デザイニャー
でもどうやったらフリーランスで年収をあげることができるようになるのかニャン。
先生
それには、会社員で働いている頃から、仕事で人脈を広げておくことがとても大切なんだ。それから、フリーランスとのネットワークに参加して、情報交換したり相談し合えるような関係性を作っておくことも重要だね。
副業する

デザイニャー
グラフィックデザイナーとして収入アップしたいのであれば、副業にチャレンジするのも一つの方法だニャン。
先生
副業を頑張ることで、会社では行わないようなプロジェクトに携われたりしたら、スキルの幅が広がるということもあるんだ。
デザイニャー
最近では、「クラウドソーシングサービス」という、企業と個人がオンライン上で直接仕事を受注したり発注したりできるものが充実しているそうだニャン。
先生
クラウドソーシングでは、グラフィックデザインの案件もたくさん募集されているから、本業で身につけたスキルをここでアウトプットすることもできるんだ。
デザイニャー
それに、知り合いからの依頼でも仕事を受注することもできるよニャン。
先生
デザインは意外と身の周りで求められることが多いから、会社でグラフィックデザイナーとして勤めながら、副業して、その2つを合わせたら年収アップすることが見込めるんだ。
グラフィックデザイナーが年収1000万稼ぐ3つの手段

デザイニャー
前に話してもらったけれど、会社員のグラフィックデザイナーの平均年収は、やく400万円前後で、フリーランスのグラフィックデザイナーの平均年収は、700万から800万円くらいだったニャン。
先生
会社員として年収1000万円を稼ぐためには、デザインスキルももちろん大切だけれど、マネジメント力や社内政治力が必要になるんだ。
デザイニャー
会社員として年収1000万円稼げるようになるのは、やっぱり難しいニャン。
先生
だからここからは、フリーランスのグラフィックデザイナーが年収1000万円を稼げるようになるには、どうしたらいいのかをお話ししていくね。
・Web案件にも対応できるスキルを身につける
・ディレクションもできるように
・フリーランスエージェントも利用する
Web案件にも対応できるスキルを身につける

デザイニャー
前に、これからはグラフィックデザイナーもWeb関連の仕事に手を出していくべきだというお話を聞いたニャン。
先生
コーディングができなくてもOKな会社や案件もあるよ。まずはWebデザインのみの案件からチャレンジしてみよう。
デザイニャー
Webデザインをするには、Webに特化した知識が必要なんだよニャン。
先生
でも、根っこのところは、グラフィックデザイナーとしての知識やスキルが活かせるんだ。
デザイニャー
Webのニーズが増えていってはいるけれど、チラシや看板を使った広告を作ることもあるから、そういったグラフィックデザインの仕事もすることができる人材は、重宝がられるんだニャン。
ディレクションもできるように

デザイニャー
Webデザインができることにプラスして、クリエイティブディレクターやアートディレクターとしてディレクションもできるようになると、さらに評価が上がって、年収アップにつながるんだニャン。
先生
理想的なクリエイティブを作るために、メンバーをうまく導くことが求められるから、難易度は高いよ。
デザイニャー
それに、ヒアリングでクライアントの要望を聞き出して、的確なアドバイスや提案をする力も求められるニャン。
先生
ディレクターとしてクライアントの交渉から制作チームのディレクションを最初から最後までできると、より単価の高い案件を請けることができて、年収アップにつながるんだ。
フリーランスエージェントも利用する

デザイニャー
グラフィックデザイナーが年収1000万円を稼ぐには、高いデザインスキルに加えて、上手に仕事を見つける力が必要だニャン。
先生
仕事の取り方としては、フリーランスエージェントを利用することをおすすめするよ。自分の足で営業することもできるけれど、よほど力のあるグラフィックデザイナーでない限り、大きな案件を受注することはできないよ。
デザイニャー
その点、フリーランスエージェントを利用したら、高単価の案件を紹介してもらうことができるんだニャン。
先生
フリーランスエージェントを利用すると、単価の面だけじゃなくて、条件交渉やトラブルになった時にも対応してくれるところが嬉しいポイントだよ。
デザイニャー
フリーランスエージェントに登録する時にも、条件やスキルを面談で話すだけで良いみたいだし、費用もかからないから、登録だけでもしておくことがおすすめだニャン。
フリーランスとして独立するために気をつけたいこと

先生
フリーランスになると、デザイン制作だけでなく、事務手続きや書類の作成なども自分でやらないといけないんだ。その中でもっともたるものが、毎年行う確定申告なんだ。
デザイニャー
申告をしなかったり、間違えたりすると、ペナルティが発生することもあるから、期限内に必ず行わないといけないニャン。
先生
それに、在宅で作業する場合は、制作環境も整えないといけないんだ。
デザイニャー
デザインデータを扱うことになるから、それなりにハイスペックなパソコンや高解像度のモニターを揃える必要もあるんだよニャン。
先生
それに、スキャナーやプリンタ、液晶タブレットなどといった、周辺機器も揃える必要があるんだ。ちなみにインターネット回線は、固定回線が通信が安定しているからおすすめだよ。
デザイニャー
そのほかにもフリーランスでやっていくのに必要なことはあるかニャン?
先生
そうだね。自分で営業をして仕事を獲得しないといけないし、自己PRや売り込みのスキルも必要だよ。
デザイニャー
それらが苦手だったら、さっきもお話ししてくれたフリーランスエージェントの利用をするのがおすすめだニャン。
まとめ

・グラフィックデザインとは
・グラフィックデザイナーの平均年収
・グラフィックデザイナーの初任給はいくら?
・会社員として働くグラフィックデザイナーの平均年収
・フリーランスや在宅で働くグラフィックデザイナーの平均年収
・グラフィックデザイナーの年収をアップさせるには
・スキルアップする
・コピーライターのスキル身につける
・デザインの理論や知識を身につける
・優れたデザインを模写して学ぶ
・マネジメント力を身につける
・コミュニケーション力をつける
・資格取得
・キャリアアップする
・チーフデザイナーになる
・アートディレクターになる
・転職する
・他の分野のデザイナーに転向する
・Webデザイナー
・UI/UXデザイナー
・フリーランスになる
・副業する
・グラフィックデザイナーが年収1000万稼ぐ3つの手段
・Web案件にも対応できるスキルを身につける
・ディレクションもできるように
・フリーランスエージェントも利用する
・フリーランスとして独立するために気をつけたいこと
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